「ろぼまらフル」は、二足歩行ロボットによる世界初のフルマラソン(42.195km)完走を目指すイベントプロジェクトです。緊急雇用創出・重点分野雇用創出事業の一環、及び、第1回大阪マラソンの応援企画として立案され、大阪府(受託事業者:財団法人大阪労働協会)とヴイストン株式会社との共同開催という形で実現いたしました。
開始から約55時間、苦難の過程を乗り越えて2チームが世界初の二足歩行ロボットによるフルマラソンを完走!!その差わずか1秒!
2/24 10:00より、約4日・82時間かけて。皆様、ご声援ありがとうございました。5チーム中2チームが完走、残る3チームもうち2チームが時間いっぱいまで走りぬきました!それでは、各チームの記録をご参照ください。
競技中の映像はUSTREAMなどで記録しております。こちらのページより、各カメラの記録映像をご参照いただけます。
チャレンジには合計5台ロボットが参加します。現在、本番に向けて様々な準備を進めており、ここでその一部をご紹介したいと思います。
使用機体 | Robovie-PC (HHTバージョン) | |
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身長 | 395mm | |
体重 | 約2.4kg(バッテリ搭載時) | |
軸数 | 20(頭2、腕3×2、脚6×2) |
小型カメラと小型PC搭載の、ハイエンド向け市販ロボットキットです。今回の挑戦では、頭部カメラを使った自律歩行での走破に挑戦します。また、長時間の走行に向けて、脚部を強化(ハーフハイトルクバージョンに改造)しています。
Robovie-PCをベースとした二足歩行ロボットです。Vstoneチームと異なり無線操縦でのチャレンジとなります。
2007年Vstoneで行った24時間耐久走の実績のあるホビーロボットキット「RB2000」をベースに、足回りを平行リンクに改造して更なる安定歩行を実現しました。
足裏は大阪工業大学の文字を掘り込みました。脚の長さを長くすることでフルマラソンを走破しやすくなるように改造。ベースは「RB2000」です。
このたびの緊急雇用創出・重点分野雇用創出事業によって結成されたチームメンバーによるチャレンジです。市販の二足歩行ロボットキット「Robovie-X Lite」で参加。現在、2011年3月12日に行われるロボットマラソンイベントへの参加も合わせて、ロボットを調整中です。
2011/2/24(木) 10:00 〜 2/27(日) 20:00
(一般公開時間は、各日10:00〜20:00)
ATC ITM棟11階 エイジレスセンター内特設会場(大阪市住之江区南港北2-1-10)
大阪市営地下鉄ニュートラム「トレードセンター前」駅下車
会場の一般公開には時間制限がありますが、競技中は現場の映像をUSTREAMによりリアルタイム配信する予定です。インターネット環境をお持ちであれば、昼夜問わずご自宅でチャレンジの様子をご覧いただけます。
配信映像は、会場全体を見渡せる俯瞰カメラの映像と、ロボット本体のカメラ映像を予定しております。ロボット本体のカメラ映像は、自律歩行にチャレンジするRobovie-PCの他、コース脇にVstone開発の電気自動車「BeautoEV」を自律走行させて、ロボット間近の映像も配信する予定です。
Vstoneが開発した研究開発向けのロボットカー(EV)。実車の約1/10スケールで、車両制御学習や電気自動車、カーロボティクス研究に適したロボットカーキットです。当日は、コースに沿って走るもう一本のラインをライントレースし、更にRobovie-PCの背中に貼り付けられたマーカをカメラで捉えながら、画像認識による自律走行を行います。
競技に関する主なルールは以下の通りです。
競技コースの概観は以下になります。
本イベントにあわせまして、2/26(土)、27(日)に小学生向けの工作教室を開催いたします。
また、会場となるATCの2Fスペースでも、ロボットの操縦体験・デモンストレーションを予定しています(随時)。