日本遠隔制御とヴイストンのコラボレートにより二足歩行ロボット「RB1000」が誕生して約一年、ここにRB1000の性能を受け継ぎ、運動性能や拡張性に優れた2体のロボットが新たに誕生しました。
RB2000は、RB1000で培ったサーボモータの開発技術・ロボットの設計技術に、ヴイストン新開発のロボット用CPUボード「VS-RC003」を組み合わせ、高機能且つ拡張性に富んだ機体に仕上がりました。
RB2000と同時発売のRB300は、より初心者をターゲットとしたロボットのエントリーモデルです。RB300はATR/VstoneのRobovie-iをリファインした機体で、顔や手先がRB2000を思わせる独特のデザインに変更されています。
優れた運動性能と拡張性を兼ね備えた二足歩行ロボットキット「RB2000」 |
ロボット初心者のためのエントリーモデル 簡単二足歩行ロボットキット「RB300」 |
RB2000は厳選された13軸の関節構造により、前後転・側転や軽い体重を利用した鉄棒運動など多彩な動作が可能です。また、RB2000のフレーム設計は基本をRB1000から引継ぎ、更にアルミパーツ、ブラケットなどを簡単に追加できるように設計を工夫しています。 また、本体に搭載したCPUボード「VS-RC003」は、サーボモータ30ch制御、音声出力機能、USB接続、ゲームパッド対応などの各種機能に加え、IXBUS拡張ポートを1つ搭載し、別売りの拡張ボードにより外部にジャイロセンサ、加速度センサ、アナログ入力、デジタル入出力などを追加することができます。 音声出力機能を使えば、歌もダンスも華麗にこなすロボットになります。 |
本体の仕様は、一部のパーツの形状を除きRobovie-iと同じです。RB300はRobovie-iのように頭を振って左右に重心移動しながら歩行します。また、CPUボードもRB2000、Robovie-iと同じ「VS-RC003」を搭載し、音声出力や拡張機能を備えています。また、RB300 及びRobovie-iは別売りの拡張キットによりRB2000に組み替えることが可能です。 |
RB2000、RB300は別売りのグレードアップキットにより、更に軸数の多いロボットへ組み替えることが可能です。例えば、RB300にフレーム一式と追加のサーボモータを組み替えてRB2000にグレードアップしたり、 RB2000の状態から、両腕・両足に合計6軸を追加した「RB2500」(※1)、また、両腕・両足に合計10軸を追加した「RB2800」(※2)にそれぞれグレードアップすることができます。
これらのパーツは共通しているものが多いので、本体の組み換え後に元の状態に戻したり、上半身/下半身のみ軸構成を変えたりなど、非常に柔軟性の高い構造になっています。また、アルミパーツはブラケットなど小規模な構成から販売しているので、更に細かいカスタマイズも可能です。
また、Robovie-iはRB300とほぼ同等の仕様となっているので、RB300からRB2000に組み替えることも可能です。
※1 「RB2500」は「RB2000」に肘ROLL軸、脚YAW軸、脚ROLL軸を追加した、「19軸化RB2000」の略式名です。
※2 「RB2800」は「19軸化RB2000(RB2500)」をさらに肘YAW軸、膝をダブルサーボ化(膝下PITCH軸を追加)した「23軸化RB2000」の略式名です。
RB2000、RB300に搭載されたCPUボード「VS-RC003」は、前述の通り非常に高機能なCPUボードです。VS-RC003は音声出力を搭 載し、またアンプも内蔵しているので、スピーカを接続するだけで音声を出力できます。また、付属のゲームパッド変換コネクタにより、市販のゲーム機のコン トロールパッドをそのまま接続できます。
また、VS-RC003に備わっているIXBUS拡張ポートには、別売りの拡張ボードを接続してLEDやセンサなどを接続できます。拡張ボードは 25x30cmの小型の基板で、現行商品として2軸ジャイロセンサ/3軸加速度センサを搭載した「VS-IX001」、16chのLED出力が可能な「VS-IX004」、16chのデジタル入出力が可能な「VS-IX007」、8chのアナログ入力が可能な「VS-IX008」などを販売しています。