「V-duino-i」は、入門用ロボットとして好評だった「Robovie-i」をベースに、本体材料をアルミからMDFに変更し、制御ボードにV-duinoを搭載した小型二足歩行ロボットです。3個のサーボモータ(胴体ロール軸に1自由度、片足に1自由度ずつ)を使用して、歩行や起き上がりといった様々な動作が可能です。また、制御ボードをロボット制御用CPUボード「VS-RC003HV」に乗せ換えることも可能です。
下記blogにて、V-duinoに関する技術解説を公開しております。
V-duinoはIoTデバイスやワイヤレス通信のロボットの自作を容易にするロボット制御ボードです。Wi-Fi通信・サーボモータ制御・センサ読込機能をコンパクトにまとめ、単三ニッケル水素充電池4本で駆動できるため、自作のデバイスやロボットに組み込んで使うことができます。
さらに、V-duinoの学習用のプラットフォームとしてピッコロボIoTも同時に販売開始いたします。豊富なサンプルコードと優しいチュートリアルを用意していますので、IoTやロボット制御の入門教材としても適しています。
V-duinoはESP-WROOM-02をCPUとすることにより、Arduino IDEでのプログラミングが可能となっています。また、V-duinoを操作するライブラリと豊富なサンプルプログラムを用意しており、初学者でも無理なくロボットプログラミングを学習することができます。
V-duinoは、Wi-Fi経由でスマートフォンやクラウドサービスと通信可能です。サンプルのプログラムを参考に、スマートフォンのブラウザから操作するプログラムも簡単に作成できます。
V-duinoはサーボモータやセンサを制御するためにARMチップを搭載しています。このARMチップはサーボモータ、センサの仮想的なドライバーチップとして動作します。
ユーザはArduino IDEのプログラム内で、ARMチップの機能を呼び出す関数を使うだけでサーボの補間移動などの高度な機能を使用できます。
V-duinoを搭載したロボットの作例も製品ページで公開予定です。これらの作例をベースにオリジナルのロボットを作ることもでき、ロボット製作の初級から中級へのステップアップにご利用いただけます。
パンチルトカメラ |
全方位移動台車 |
ロボットアーム |
オムニローバー 3WDは、IoTデバイスや無線通信を用いたロボットの自作を容易にするワイヤレスロボット制御ボードV-duinoを搭載した、低価格な全方位移動台車ロボットです。
本体は組み立て済みとなっており、購入後すぐにロボットプログラミングの学習を始めることができます。
本製品では、Wi-Fiによる無線通信や全方位移動機構など、学習教材に求められる機能を実現しつつ、本体メインフレームにMDF材を採用し、部品の固定は結束バンドで行うなど、安価で合理的な構造をとることで、12,000円(税抜)という低価格を実現しました。
学習用教材に求められる機能性を実現するとともに、ユーザーによる様々なカスタマイズや組み替えなどにも柔軟に対応できます。
サイズが約155mm×142mm×105mmと机上での使用にも問題ないサイズであるため、子供の勉強机の上や複数人で一緒に利用する長机など、作業スペースが限られた場所でも運用可能で、プログラムの学習用教材として、様々な環境下で幅広く使用できます。
また、小型の筐体であるため、衝突時に自重によって故障する、人にぶつかって怪我をさせてしまうといったリスクも最小限のものとなります。
使用後に保管する際にもスペースを取らず、かつ、運搬の際にも労力を必要としません。
無限回転仕様のサーボモーターと小型のオムニホイールを搭載し、全方位移動を簡易に実現しています。
搭載されている制御ボードV-duinoは、サーボモーターの制御に優れており、全方位移動の制御プログラムを容易に作成することが可能です。
また、基本動作のほか、Wi-Fiを用いた無線操作のサンプルプログラムを用意しており、スマートフォンなどのWebブラウザーから操作することができます。
教育現場における様々な要望をヒアリングし、本体は組み立て済みの製品としました。
購入後、開発環境を準備していただくだけで、すぐにプログラミングの学習を開始することができます。
初学者がプログラミングを学習するという目的において、必須とはいえない組み立て工程を省くことで、いっそう効率的な学習を実現することができます。
本製品の制御ボードであるV-duinoは高い拡張性持っており、アナログセンサーや超音波センサーの値を読み取る、シリアル通信により他の機器と連携を行う、といったことが可能です。
また、最大で10個のサーボモーターを制御することができ、動作面での拡張性も十分に備えています。
本製品は組み立て工程がない完成品ではありますが、ロボットプログラミングを十分に習熟するためには、ソフトウェアだけでなくハードウェアを深く理解する必要があります。
本製品にはセンサーやサーボモーターを追加することができますので、ハードウェアの応用学習にも対応可能です。
また、V-duinoはWi-Fiを用いたネットワーク通信が可能であるため、クラウドサービスや他のIoT機器との連携を行うことや、V-duino自体をIoT機器として機能させることも可能です。
V-duinoはArduino互換の制御ボードであるため、Arduinoの開発環境であるArudino IDEでのプログラム開発が可能となっています。 また、V-duino用の豊富なライブラリーやサンプルプログラムを用いることで、初学者でも無理なくロボットのプログラミングに挑戦することができます。